【全大学まとめ】医学部の小論文の対策!過去問頻出テーマや書き方
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医学部の小論文とは?

全国の医学部では、小論文を課している大学が多く存在します。特に私立大学ではほとんどの大学で小論文試験を導入しており、小論文の概要や目的についてあらかじめ理解しておく必要があります。

 

概要

試験時間

医学部の小論文は、60〜90分程度の時間が設けられている場合が多いです。時間内で指定文字数を書ききる必要があるため、与えられた時間を使う配分を間違えないようにしなければなりません。

指定文字数

指定文字数は、600〜800文字程度に設定されていることが多いです。原稿用紙にすると1.5〜2枚ぶんであり、書く内容が思い浮かばない受験生にとっては長く感じるかもしれません。

 

ただし600〜800文字となると実は伝えられることは限られており、話が脱線したり例え話を長く書きすぎるとすぐに文字数が上限に達してしまいます。伝えたいことを伝えつつ、時間内に指定文字数の9割以上を埋められるように調整する力も求められます。

配点

小論文の配点は、大学によってまちまちです。全科目の10%程度の配点となっている大学もあれば、点数化されずに段階評価の判定資料の1つとして捉えられている大学もあります。

 

小論文に対して苦手意識がある方は、小論文が課されない大学や配点が低い大学、点数化されない大学を受けるのも1つの手でしょう。

 

目的

医学部で小論文を課す目的としては、その受験生が膨大な医療知識を学ぶ知力や学力だけでなく、医師としての倫理観や道徳観を持ち合わせているかを把握するためです。

 

例えば、安楽死や赤ちゃんポストなどの医療問題に対して、そのような選択肢をとる方を頭ごなしに否定するのは医療従事者としては不適切です。患者さんの意見を尊重した上で、自分は医療従事者としてどのような考えを持っているのかを伝えることが大切です。

 

また小論文では、医療問題への興味関心があるか、現段階で最低限の医療知識があるかについても問われています。

 

例えば、地域の医療偏在や超後期高齢化社会について何も意見を述べられないようでは、そもそも医療に対して興味関心がないとみなされ不合格となる場合があります。

 

このように近年の医学部入試では、学力面以外でも、医師としての適性を面接や小論文で測ろうと考える大学が増える傾向にあります。

医学部の小論文の種類

医学部の小論文といっても、大きく4つの種類があることを覚えておきましょう。自分の志望校がどのタイプの出題形式をとっているのかは過去問で把握しておき、それに合わせた対策が求められます。多くの大学では、テーマ型と文章読解型の問題が出題されることがほとんどです。

 

テーマ型

ある抽象的なテーマを与えられ、それに対する自分の意見を述べるという自由度の高い形式です。自由度が高い分文章がまとまりにくく、書き始める前に文章構成を考えてから着手することが重要になります。

 

例)あなたが目指す医師像とはどのようなものか/AIは今後の医療業界にどのように影響するか

 

文章読解型

医療従事者のエッセイなどの文章を読んで要約したり、筆者の主張に対して意見を述べる形式です。場合によっては「賛成」または「反対」まで指定されることもあり、物事をあらゆる角度から多角的に見る客観性や論理性が求められます。

 

例)地域医療で活躍した〇〇医師の自伝「△△」(以下参照)を読み、200文字以内で要約した後に反対意見を600文字で述べよ

 

総合問題型

ある特定の科目と小論文の論述が組み合わされた問題です。理科と組み合わせて、とある実験結果に基づいて仮説を立てて考察を述べさせるなど、高度な知識が問われます。また英文で出題される場合もあるなど、総合的な知能の高さが求められます。

 

例)以下の実験結果の表から考察されることを論述せよ

 

資料分析型

写真や日記や詩、グラフや表を見て、そこから考察される事柄や自分の意見を論述する形式です。資料から直接見てとれるものと、資料から直接はわからないが常識的に予想されるものをはっきりと区分し、論理立てて記述する能力が問われます。

 

例)女性の医師数の変遷に関する以下のグラフを読み、今後女性医師が活躍していくには何が必要が述べよ

医学部の小論文の書き方やコツ

書き始める前に構成を意識する

小論文でよくやってしまいがちな失敗が、構成を決めずに書き始めてしまうことです。空欄を埋めることを意識しすぎてしまい、思いついたことから書き始めてしまうパターンです。

 

しかし最初に小論文の構成を決めないで書いてしまうと、あとあと本当に伝えたいことを書く字数が足りなくなってしまったり、言いたいことが散らかってしまう可能性が高いです。

 

そこで、小論文を書き始めるにはまずは構成を決めましょう。具体的には、「序論→本文→結論」の構造通りに、どのような順序で論理立てて主張を述べるかを決めていきます。

 

もっと詳細に言えば、「主張→根拠→例示→反論への返答→主張」の流れで述べていくのが小論文の基本です。このように論理構成を決め、各章で何を述べるかを決めておくことで、話がまとまりやすく、読み手にとってもわかりやすい文章を書くことができます。

 

時間配分に気をつける

小論文は、制限時間内にしっかりと文章を書ききることも大切です。決まった時間で一定の成果を残せるかどうかは、医学部在学中や医師になってからも常に求められる能力になります。

 

そこで、上記のような論理構成を考える時間、実際に文章を書く時間の配分を決め、予定通りに進んでいるか時間を確認しながら取り組むことが大切です。

 

例えば60分の制限時間があれば、最初の20分で構成を決め、次の20分で序論と本文を書き、最後の20分で結論を書いて誤字や脱字がないかの最終チェックをするなどです。

 

このようにおおまかな時間配分を決めてから着手することで、時間通りに進んでいるかを随時チェックすることができ、制限時間内に文章を完成させることにつながります。

 

倫理的に不適切な意見は避ける

小論文は、試験科目の中でも配点が低かったり点数化されていない大学も多いです。そのため、学科試験よりも対策が手薄になりがちです。

 

しかし、例えば小論文を点数化しない大学では、小論文の結果を総合評価の材料として見るため、あまりに倫理的・道徳的に外れたことを書いてしまうと、それだけで一発アウトになってしまう可能性もあります。

 

小論文で無理に目立とうとして倫理観に欠ける内容を書いてしまったり、道徳的にどうかと疑問が残るような回答をするのではなく、小論文の「型」に従って書いていきましょう。

 

突拍子もないことを書くのではなく、まずは小論文の型に従って書くことを意識し、それができてから自分なりのオリジナリティを文章で表現できるようになるとさらに良くなります。

医学部の小論文でよくあるテーマ

医学部の小論文では、よく出題されるような頻出テーマがあります。

 

もちろん年度によって新傾向の出題がされることはありますが、そのような場合はほかの受験生も対応しきれず高得点を狙えないことが多いため、まずは頻出テーマに対する論述には問題なく回答できる基礎力を磨いておくことが大切です。

 

医学部の小論文でよくあるテーマとしては以下のようなものがあります。以下のテーマに関しては、一通り自分の意見を伝えられるようにノートなどにまとめておくことをおすすめします。

 

  • 安楽死や尊厳死、終末期医療、QOL向上
  • インフォームドコンセント
  • 少子高齢化社会
  • 医師の地域偏在
  • セカンドオピニオン
  • iPS細胞や先進技術、AI技術
  • チーム医療や患者とのコミュニケーション
  • 予防と治療の考え方
  • 医療費高騰問題
  • 女性医師の活躍や働き方
  • 遠隔医療、オンライン診療

医学部の小論文は過去問対策をしよう

医学部の小論文対策には、過去問を通じて各大学で過去に出題された問題を把握しておくことが大切です。自分の志望校の出題形式が「テーマ型」なのか「文章読解型」なのかを把握したり、試験時間や指定文字数などは最低限知っておきましょう。

 

その上で、実際に過去問に対して制限時間内に取り組んでみて、論述した小論文を予備校の先生などに添削してもらいましょう。小論文は、特に自分で良い文章が書けたと思っていても、第三者の目線では読みにくいと感じたり、出題意図からずれた回答をしてしまっているケースがよく見られます。

 

第三者の目を通じて、及第点以上の点数がもらえる文章であるか、具体的にどこをどのようにしていけばもっと良い文章になるのかなどのフィードバックをもらいましょう。

 

以下では、過去に各大学で出題された小論文のテーマをまとめてあります。各大学のリンクから、自分の志望校の過去問をチェックしてみましょう。

 

国公立大学医学部の小論文

 

入試方式 大学名
前期試験 東北大学(小作文)
群馬大学
横浜市立大学
後期試験 秋田大学
東京医科歯科大学
富山大学
福井大学
浜松医科大学
三重大学
山口大学
愛媛大学
香川大学
鹿児島大学
琉球大学

 

私立大学医学部の小論文

 

都道府県 大学名
北海道、東北地方 岩手医科大学
東北医科薬科大学
関東地方 自治医科大学
獨協医科大学
埼玉医科大学
国際医療福祉大学
日本大学
帝京大学
日本医科大学
順天堂大学
慶應義塾大学
東京医科大学
東京女子医科大学
東京慈恵会医科大学
昭和大学
杏林大学
聖マリアンナ医科大学
北里大学
東海大学
中部、北陸地方 金沢医科大学
愛知医科大学
関西地方 兵庫医科大学
関西医科大学
大阪医科大学
近畿大学
中国、四国地方 川崎医科大学
九州、沖縄地方 産業医科大学
福岡大学
久留米大学

 

なお、私立大学の中では東邦大学と藤田医科大学でのみ小論文試験が課されません。小論文にどうしても苦手意識がある方は、この2校への出願を考えるのも良いでしょう。

 

医学部の小論文は、まずはある程度の「型」を押さえつつ、それができたらひたすら論述して第三者に添削してもらうのを繰り返すことが大切です。徹底的な個別指導を実施している武田塾医進館では、小論文でも個別対応ができるので、生徒につきっきりで添削してもらえます。

 

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