社会人が医学部に入る「学士編入制度」に合格するには?
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社会人になってから医学部に入る「学士編入制度」とは?

医学部学士編入制度は、4年制または6年制大学を卒業して学士資格を取得していることを条件として、社会人が医学部に編入することができる制度です。学士編入制度は一般入試とは違い、2年次や3年次などから編入することができるという特徴があります。

 

およそ2000年を過ぎた頃から、医師として優れた人材を育成することを目的として、他学部の知見や社会人経験のある人材を医学部へと編入させる動きが見られるようになりました。

 

そのため、医師として働きたいという強い意欲のある人材であれば、年齢を問わず医学部に入学できる見込みがあります。

 

学士編入制度は2019年現在では、全国の82校中、地方の国公立大学を中心に31校の大学で実施しています。現役で大学受験に臨んだときには医学部受験を考えていなかった方や、医学部受験を一度断念した方にとっては、医師として働けるチャンスとなる制度です。

医学部学士編入試験の科目や難易度は?

医学部学士編入試験の内容は大学によって異なってきますが、基本的には一次試験が学科試験、二次試験が面接試験(集団討論を含む)となっています。

 

一次試験では、一般入試とは違ってセンター試験が不要となっているほか、学科試験で問われる科目数も少なくなっています。

 

学科試験で主に問われる科目は英語と生命科学であり、大学によってはこの2科目に加えて物理化学や数学を課すこともあります。ただし、中には一次試験が小論文のみとなっている大学も存在します。

 

二次試験では個別面接だけでなく、集団討論も課されるため練習が必要となります。また、一次試験より前に書類選考や適性試験による評価が行われる大学もあります。

 

生命科学

生命科学とはいわゆる高校生物に近い分野の学問を指しますが、正確には分子細胞生物学、生化学、生理学、神経科学、免疫学、組織学などのさまざまな分野が問われる科目となっています。

 

学士資格を取得している受験生を対象とした試験科目であるため、生命科学の試験のレベルは大学から大学院レベルと難易度が高く、大学ごとに出題の傾向も異なっています。分野としては高校生物ですが、それ以上に人間の身体についてより深く理解しておく必要があります。

 

受験生の中には、生命科学は初めて目にする科目であるという方もいると思いますが、生命科学は編入試験における配点がかなり高いので、ここで高得点を取ることが必須となります。

 

予備校に通うなどして、頻出問題を確実に得点する実力をつけておきましょう。生命科学という科目に関しては、大学時代に似たような分野を専攻していた薬学部や理学部出身者は少し有利かもしれません。

 

英語

学士編入試験では英語も重要な科目となっていて、学士編入試験を実施している大学のほとんどの大学が英語を一次試験の科目としています。英語の試験についても一般入試と比較すると難易度が高く、十分な知識や思考力が求められる問題が出題されます。

 

また学士編入試験の英語では得点するためには、とにかく医療系単語を覚えておくことが重要になってきます。医療系の単語をまとめた単語帳を、1冊全て暗記するくらいの意気込みで取り組んで置いた方が良いでしょう。

 

そして特に文系出身者にとっては、理系出身者と比較するとどうしても生命科学や物理化学で高得点を目指すのが難しいため、英語でなるべく得点を稼ぐことが重要となります。

 

大学によってはTOEICやTOEFLの受験や点数を出願条件にしていることもあり、一定の点数を取得した実績がなければ出願できないという大学もあります。

 

面接

医学部の学士編入試験では、二次試験として面接試験が課されます。さらに個人面接だけでなく、集団討論による試験が実施されることも多いです。そのため学士編入試験に合格するためには、面接試験への対策もしておかなければなりません。

 

面接試験では、学士編入試験を受けた動機や、どうしてそこまでして医師になりたいのかという志を見られます。他学部を経てなぜ医学部で学びたいと思ったのか、大学や社会で学んだ知識や経験をどのように生かした医師になりたいのかは答えられるようにしておくべきです。

 

また編入試験では、圧迫面接を実施してくる大学も少なくありません。もしかしたら「高卒を採用した方が若い医師を育てられるから大学としてはありがたいんだけど」「最初違う学部入ったくらいだから本当はそんなに医学部行きたくないんじゃないの?」という態度を取られるかもしれません。

 

そのような面接官の態度にも動じず、社会人らしくはっきりとした受け答えをしたり、自分の意見を発言できるよう面接練習をしておきましょう。

医学部学士編入試験を実施している大学一覧

医学部への学士編入試験を実施している大学について以下に一覧でまとめました。学士編入試験を目指している方の参考になれば幸いです。

 

国公立大学

 

大学名 募集人数 試験科目 編入年次
旭川医科大学 10名 生命科学、英語、面接、面接 2年次
北海道大学 5名 生命科学総合問題、課題論文、面接 2年次
弘前大学 20名 書類(TOEFL)、基礎自然科学、数学、面接 2年次
秋田大学 5名 書類審査、小論文、生命科学、面接 2年次
群馬大学 15名 小論文、面接 2年次
筑波大学 5名 学力試験、適性試験 2年次
東京医科歯科大学 5名 自然科学総合問題、面接 2年次
新潟大学 5名 数学、物理、化学、生物、面接 2年次
富山大学 5名 課題作文、総合試験、口述試験、面接 2年次
金沢大学 5名 書類選考、生命科学、面接 2年次
福井大学 5名 生命科学、面接 2年次
浜松医科大学 5名 生命科学、英語、小論文、面接 2年次
名古屋大学 5名 英語、生命科学・自然科学、小論文、面接 3年次
滋賀医科大学 17名 総合問題、英語、小論文面接 2年次後期
大阪大学 10名 物理学、化学、英語、生命科学、小論文、面接 2年次
神戸大学 5名 生命科学と英語の総合問題、口述試験 2年次
奈良県立医科大学 1名 英語、数学、理科、面接(口述試験) 2年次
鳥取大学 5名 基礎科学、英語、面接 2年次
島根大学 10名 外国語(英語)、自然総合問題、面接 3年次
岡山大学 5名 書類審査、生物学、科学英語、面接 2年次
山口大学 10名 学科試験、小論文、面接 2年次
香川大学 5名 自然科学総合問題、面接 2年次
愛媛大学 5名 英語、自然科学総合問題、小論文、面接 2年次
高知大学 5名 総合問題、面接、グループワーク 2年次
長崎大学 5名 生命科学系科目、英語、小論文、面接 2年次
大分大学 10名 書類選考、生命科学、英語、面接 2年次
鹿児島大学 10名 学力試験、個別面接 2年次
琉球大学 5名 小論文、自然科学総合、面接 2年次

 

中でも試験内容が特徴的な大学をあげてみると、群馬大学では一次試験が小論文、二次試験が面接となっており、小論文と面接だけで受験できるようになっています。

 

私立大学

 

大学名 募集人数 試験科目 編入年次
岩手医科大学 7名程度 学科試験、小論文、面接 3年次
北里大学 若干名 数学、理科、英語、論文、面接、健康診断 1年次9月
東海大学 15名 英語、適性試験、面接 1年次10月

 

私立大学の中で編入試験の科目が特徴的な大学としては、東海大学が挙げられます。東海大学では一次試験が英語と適性試験、二次試験が面接となっているため、生命科学などの理科系科目なしで受験することが可能です。

 

また近年では、国公立大学・私立大学共に、学士編入試験制度を廃止する大学も増加する傾向にあり、医学部への学士編入は狭き門になっています。2019年度には千葉大学、日本大学、金沢医科大学で学士編入制度が廃止となっています。

医学部学士編入試験に年齢制限はある?

医学部への学士編入試験においては、基本的には年齢制限はありません。そのため何歳からでも医師を目指して学士編入試験に挑戦することはできます。ただし獨協医科大学のみ出願条件を26歳までとしているので注意が必要です。

 

また必ず認識しておかなければならないのが、年齢を重ねると医師として働ける期間が短くなってしまうことと、次第に学習の際の集中力も下がっていってしまうことです。

 

当たり前のことですが、医師になる時期が遅くなればなるほど、医師として活躍できる期間は短いものとなります。すると将来救える患者さんの人数も少なくなり、当然もらえる報酬も少なくなります。

 

さらに年齢とともに集中力も低下するため、学習しても新しい知識を身につけることができなくなり、学士編入試験を突破するのも難しくなってしまいます。学士編入試験を希望しているならなるべく早めに受験しましょう。

医学部学士編入試験には専門予備校に通うのが近道

学士編入試験は、学士資格を持つ社会人を対象とした特殊な試験です。数ある医学部への選抜試験の中でも特に受験情報が少ないので、独学で十分な試験対策をすることは非常に難しいと言えます。

 

そこで、学士編入試験を受ける方におすすめしたいのが、医学部受験の専門予備校に通うことです。多くの医学部予備校では学士編入試験の傾向についても十分な情報収集をすることができ、過去問の傾向から適切な対策を考案して指導してくれます。

 

特に医学部学士編入試験ならではの特殊な科目である生命科学については、予備校でプロの講師に指導してもらうのが理解しやすく効率的でしょう。自分で試験対策をするのが難しいという方や、確実に合格を目指したいという方は予備校を利用してください。

 

また医学部編入についてまだ迷っている方や、今の会社を辞めるべきか続かながら勉強するか悩んでいる方は、武田塾医進館の無料相談に是非一度お申し込みください。

 

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またそのほかにも、医学部の編入試験について知りたいという方は、以下も参考にしてください。

 

社会人の医学部編入 社会人が医学部に入る「学士編入制度」に合格するには?
医学部編入の難易度 医学部編入の難易度は?実は高い倍率ほど難しくない
文系出身者の医学部編入 医学部学士編入は文系出身者が不利?合格するカギとは